調査データ市場動向

2010 年 12月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 3 か月ぶりに下落。
ユーザーニーズが価格の安い郊外にシフト。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、平成 22 年 12 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■成約の多い神奈川県、埼玉県で下落。東京 23 区、都下では上昇。

12 月の首都圏の新築戸建の平均成約価格は、前年同月比 2.0%下落し 3 か月ぶりにマイナスとなりました。東京 23 区、都下では上昇しましたが、成約の多い神奈川県、埼玉県で下落。また、ユーザーのニーズが価格の安い郊外に向いたことなどが要因です。一方、前月比は 0.2%上昇し再びプラスとなりました。

■中古マンション成約価格は同 12 か月連続上昇、前月比は 2 か月連続の上昇。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は、前年同月比 13.5%上昇し 12 か月連続のプラスとなり、2 年 1 か月ぶりに 2,200 万円台を回復しました。人気エリアである東京 23 区、神奈川県の物件へのニーズが高まったことなどによるものです。また、前月比は 3.6%上昇し 2 か月連続のプラスとなっています。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたものであり、インターネット(ATBB)登録物件は含まれておりません。
※12月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録6,369件、成約1,203件、中古マンション=登録1,069件、成約381件