調査データ市場動向

2012 年 3月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 15 か月ぶりに下落。
前月比も再び下落に転じる。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2012 年 3 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■神奈川県は需給バランスが良く、前年比・前月比ともに唯一上昇。

3 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり 3,107 万円で、前年同月比 2.1%下落し 15 か月ぶりにマイナスとなりました。これは、東京 23 区の成約が城東など価格の安いエリアに偏っていること、また 4 か月連続で上昇していた埼玉県が下落に転じたこと等によるものです。一方、神奈川県では、需給のバランスが良く、また価格の高い横浜市の成約が好調で、前年比・前月比ともに唯一上昇しました。

■中古マンション成約価格は、前年同月比再び上昇、前月比も再び上昇

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,296 万円で、前年同月比 3.4%上昇し、再びプラスとなりました。前月と一転、東京 23 区で 3,000 万円以上の物件の成約が増加し、前年比で 12.0%、前月比で 21.2%の大幅上昇となったことが要因ですが、他の 4 エリアでは前年比・前月比ともにすべて下落しています。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたものであり、インターネット(ATBB)登録物件は含まれておりません。
※3月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録,8883件、成約2,221件、中古マンション=登録1,664件、成約537件