調査データ市場動向

2012 年 7月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 5 か月連続下落。
前月比も 4 か月ぶりに下落。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2012 年 7 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■神奈川県では横浜市・川崎市の成約が好調で 2.1%上昇。

7 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり 3,195 万円で、前年同月比 2.9%下落し 5 か月連続のマイナスとなりました。これは、成約の多い埼玉県・千葉県で大きく下落したこと等が要因で、前月比も 4 か月ぶりに下落しています。ただ、23 区で 5,000 万円以上の物件の割合が 10 か月ぶりに 25%を超え、また神奈川県では横浜市・川崎市の成約が好調で前年同月比が 4 か月ぶりに上昇するなど、変化の兆しも見えます。

■中古マンション成約価格は、前年同月比再び下落。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,099 万円で、前年同月比 6.6%下落し、再びマイナスとなりました。価格の高い東京 23 区で大きく下落したことなどが要因です。一方、前月比は、2,000 万円未満の物件の割合が 5.5 ポイントも低下したことから、再び上昇に転じています。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたものであり、インターネット(ATBB)登録物件は含まれておりません。
※7月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録8,860件、成約2,040件、中古マンション=登録1,439件、成約399件