調査データ市場動向

2012 年 8月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 6 か月ぶりに上昇。
神奈川県が 2 か月連続上昇、他エリアは下落続く。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2012 年 8 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■上昇の要因は、成約の多い神奈川県の上昇と価格の高い 23 区の成約増。

8 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり 3,230 万円で、前年同月比 1.1%上昇し 6 か月ぶりにプラスとなりました。これは、成約が最も多い神奈川県が上昇したこと、および価格の高い東京 23 区で成約が大幅に増加したことが要因です。神奈川県は、横浜市・川崎市の成約が引続き好調で同 2 か月連続の上昇となりましたが、その他のエリアでは下落が続いており、エリアによる違いが見られます。

■中古マンション成約価格は、前年同月比 2 か月連続下落。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 1,975 万円で、前年同月比 6.4%下落し 2 か月連続のマイナスとなり、2 年 8 か月ぶりに 2,000 万円を割り込みました。前月同様、価格の高い東京 23 区で大きく下落したことが要因です。また、前月比は 5.9%下落し再びマイナスに転じています

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたものであり、インターネット(ATBB)登録物件は含まれておりません。
※8月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録7,050件、成約1,589件、中古マンション=登録1,224件、成約344件