調査データ市場動向

2012 年 10月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 2 か月連続下落。
神奈川県は横浜市・川崎市の成約が堅調で同 4 か月連続上昇。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2012 年 10 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■下落の要因は千葉県など価格の安いエリアの成約増。

10 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり 3,200 万円で、前年同月比 1.0%下落し 2 か月連続のマイナスとなりました。これは、低額物件の多い千葉県・埼玉県の成約増等によるものですが、前月比については成約好調エリアが上昇したため再びプラスに転じました。一方、神奈川県は、高額物件の多い横浜市に加え川崎市の成約が堅調で、同 4 か月連続の上昇となっています。

■中古マンション成約価格は同 4 か月ぶりに下落止まる。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,067 万円で、前年同月比は 1 万円の微増となり、4 か月ぶりに下落が止まりました。成約の多い東京 23 区で低価格志向が続いていることが価格下落の要因となってきましたが、10 月は 23 区の成約が大幅に増加したため首都圏平均の下落に歯止めがかかったものです。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたものであり、インターネット(ATBB)登録物件は含まれておりません。
※10月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録9,011件、成約1,877件、中古マンション=登録1,534件、成約451件