調査データ市場動向

2013 年 2月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 6 か月連続下落。
東京 23 区は 5,000 万円以上の物件の成約が堅調で唯一上昇。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2013 年 2 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■神奈川県では低額物件の割合が高まり再び下落。

2 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり 3,196 万円で、前年同月比 1.1%下落し 6 か月連続のマイナスとなりました。また、前月上昇に転じた神奈川県でも低額物件の割合が高まり、前年比は再び、また前月比は 3 か月ぶりに下落しています。一方、東京 23 区では、5,000 万円以上の物件の割合が前年比 5.5 ポイント、前月比は 6.3 ポイント上昇するなど堅調で平均価格は再び上昇、首都圏で唯一の上昇となりました。

■中古マンション成約価格は前年同月比 4 か月連続のマイナス。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,135 万円で、前年同月比 0.5%下落し、4 か月連続のマイナスとなりました。これは、成約の多い神奈川県で下落が続いていることによるものですが、東京 23 区で 3,000 万円以上の物件が復調し同 15.4%の大幅上昇となったため、首都圏全体の下落率は小幅にとどまっています。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたものであり、インターネット(ATBB)登録物件は含まれておりません。
※2月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録9,474件、成約2,014件、中古マンション=登録1,451件、成約442件