調査データ市場動向

2014 年 9月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 2 か月連続下落。
主因は成約の過半数を占める神奈川県・埼玉県の下落。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2014 年 9 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■東京 23 区は高額物件の多いエリアの成約が堅調で同 3 か月連続上昇。

9 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり 3,228 万円で、前年同月比 1.9%下落し、2 か月連続のマイナスとなりました。主因は、成約の過半数を占める神奈川県・埼玉県での、郊外エリアの成約増による価格下落です。一方、東京 23 区では、堅調に推移してきた 5,000 万円以上の物件の割合が低下したものの、城南・城北など高額物件の多いエリアの成約が好調で、同 3 か月連続で上昇しました。

■中古マンション成約価格は前年同月比 9 か月連続のプラス。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,359 万円で、前年同月比 13.3%上昇し、9 か月連続のプラスとなりました。これは、成約が多く、かつ価格水準の高い東京 23 区の大幅上昇によるもので、23 区の前年同月比は 1 年 6 か月連続で上昇、また 4,000 万円以上の物件の割合は同 8 か月連続で上昇しています。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしていますが、成約データにはATBB(インターネット)の成約物件の一部が含まれております。
※9月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録10,000件、成約2,328件、中古マンション=登録1,027件、成約678件