調査データ市場動向

2015 年 4月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 2 か月連続下落。
下落率は前年上昇の反動の範囲内。前月比は上昇。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2015 年 4 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■東京 23 区も低価格物件の成約増で同 2 か月連続の下落。

4 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は 1 戸あたり 3,238 万円で、前年同月比 0.9%下落し 2 か月連続のマイナスとなりました。ただ、下落率は前年上昇(1.6%)の反動の範囲内で、前月比は 0.4%上昇しています。
またエリア別では、東京23区が低価格物件の多い城東エリアの成約好調により同2か月連続の下落、神奈川県では郊外エリアの成約増が続き同 6 か月連続の下落となりましたが、前月比はともに上昇しています。

■中古マンション成約価格は前年同月比 16 か月連続のプラス。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,312 万円で、前年同月比 16 か月連続のプラスとなりました。上昇率は 1.7%と小幅にとどまりましたが、これは東京 23 区が同 5 か月ぶりに下落に転じたことによるものです。高価格帯の物件の成約増が続いていた 23 区では、4 月は 2,000 万円台の物件の伸びが目立ちました。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしていますが、成約データにはATBB(インターネット)の成約物件の一部が含まれております。
※4月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録10,349件、成約2,023件、中古マンション=登録1,021件、成約685件