調査データ市場動向

2015 年 10月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 6 か月ぶりに下落。
東京 23 区の下落、埼玉県・千葉県の成約増で。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2015 年 10 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■前月比は再び上昇も、23 区では 3 か月連続下落。

10 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は 1 戸あたり 3,322 万円で、前年同月比 1.0%下落し 6 か月ぶりにマイナスとなりました。これは、東京 23 区が同 6 か月ぶりに下落に転じたほか、低額物件の多い埼玉県・千葉県の成約が大幅に増加したこと等によるものです。また、前月比は再び上昇となりましたが、23区では7月に6年 2 か月ぶりの高値をつけた後、3 か月連続で下落しています。

■中古マンション成約価格は前年同月比再びプラスに。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,299 万円で、前年同月比 1.5%上昇し、再びプラスとなりました。全エリアで上昇、また前月比も上昇しており、前月の 1 年 9 か月ぶりの下落は一時的なものと考えられます。ただ需給のズレは広がっており、消費者が慎重になっている様子もうかがえます。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしていますが、成約データにはATBB(インターネット)の成約物件の一部が含まれております。
※10月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録10,054件、成約2,233件、中古マンション=登録1,026件、成約585件