調査データ市場動向

2021年6月 首都圏における「新築戸建」の価格動向

◆首都圏の新築戸建の平均価格は 2017年1月以降初めて4,000万円を超え、4,008万円と前月比 1.1%上昇。
◆8エリア全てで前月比上昇。また、5カ月連続して前年同月を上回り、全体的な上昇傾向が続く。
◆ 東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部の7エリアが 2017年1月以降最高額を更新。

新築戸建 首都圏8エリアにおける価格・建物面積・土地面積

<調査概要>

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森康史)の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された新築戸建の価格動向について、アットホームラボ株式会社(東京都千代田区 代表取締役:庄司利浩)に調査・分析を委託し、アットホームが公表するものです。

◆対象エリア

東京都(23 区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市

◆対象データ

不動産情報サイト アットホームで消費者向けに登録・公開された新築戸建(所有権のみ・重複物件はユニーク化)

◆定義

本調査では、上記対象データの「1 戸あたりの登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記しています。

首都圏8エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)

首都圏8エリアの平均価格は、6エリアで前年同月比5%以上の上昇率となっている(図表1)。また、全エリアで5 カ月連続前年超えと上昇傾向が継続している。
平均価格指数では、全般に2021年2月から急上昇しているエリアが多いが(図表2)、特に東京23区、横浜市・川崎市、さいたま市、千葉県西部といった中心エリアが顕著。
なお、前月比は全エリアで上昇となり、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部の7エリアが過去最高額となっている。

<図表 1> 首都圏 8 エリアの平均価格(前年同月比)
<図表 2> 首都圏 8 エリア 平均価格指数の推移(2017 年 1 月=100)