調査データ市場動向

2021年6月 首都圏における「中古マンション」の価格動向

◆首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,297万円で、前月比+0.7%。
◆神奈川県他、千葉県他は3カ月連続で2017年1月以降最高額を更新。
◆千葉県西部は前月比1.2%上昇し、9カ月ぶりに過去最高額を更新。

< 中古マンション 首都圏 8 エリアにおける価格・㎡単価・専有面積 >

<調査概要>

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森康史)の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された中古マンションの価格動向について、アットホームラボ株式会社(東京都千代田区 代表取締役:庄司利浩)に調査・分析を委託し、アットホームが公表するものです。

◆対象エリア

東京都(23 区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市

◆対象データ

不動産情報サイト アットホームで消費者向けに登録・公開された中古マンション(重複物件はユニーク化)

◆定義

・本調査では、上記対象データの「登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記しています。
・コメントでは、30 ㎡以下を「シングル向き」、30 ㎡~50 ㎡以下を「カップル向き」、50 ㎡~70 ㎡以下を「ファミリー向き」、70 ㎡超を「大型ファミリー向き」としています。

首都圏 8 エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)

首都圏の1戸あたり平均価格は、東京都下、横浜市・川崎市が前年同月比下落、それ以外の6エリアは上昇した。最も上昇率が高いのは、さいたま市の8.5%で差額も200万円を超えている(図表1)。
平均価格指数の推移を見ると、千葉県西部は2021年1月を底に回復し、2020年9月以来9カ月ぶりに過去最高値を更新した。また神奈川県他、千葉県他は2020年秋頃からの上昇傾向が継続しており、ともに3カ月連続で過去最高値を更新している(図表2)。

<図表 1> 首都圏 8 エリアの平均価格(前年同月比)
<図表 2> 首都圏 8 エリア 平均価格指数の推移(2017 年 1 月=100)