調査データトレンド調査

2013 年 中古住宅流通活性化をテーマに行った「ホームインスペクション」「瑕疵担保責任保険」「住宅履歴」に関する意識調査結果

インスペクション・瑕疵保険・住宅履歴について、

買い希望ユーザーは、
“不安を解消し購入を決断するために、すべてが必要”。

売り希望ユーザーは、
“売却にあたって有効。資産価値が上がればなお良い”。

不動産会社は、
“取引を行う上で必要”“すべて流通活性化につながる”としながらも“認知度向上など環境の整備が重要”と。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役:松村 文衞)では、12 年12 月20日~13 年 2 月 28 日、不動産総合情報サイト「アットホーム」にて、「ホームインスペクション」「瑕疵担保責任保険」「住宅履歴」等の情報付き中古住宅(マンション・一戸建て)物件特集を実施。それに伴い、中古住宅の買い希望ユーザー・売り希望ユーザー・不動産会社を対象に、意識調査(アンケート)を行いました。このたび、その調査結果をまとめましたのでご案内いたします。

※特集およびアンケート調査は、当社が平成 24 年度国土交通省「中古住宅流通市場の活性化に関する調査・検討業務」事業の「インターネットを活用した新たな情報提供体制の構築等に関する調査・検討業務実施者」に採択され、行ったものです。

■ 特集の概要

[ 特集名 ]
「ホームインスペクション」「瑕疵担保責任保険」「住宅履歴」等の情報付き 中古住宅(マンション・一戸建て)物件特集

[ 公開期間 ]
2012 年 12 月 20 日(木)~2013 年 2 月 28 日(木)

[ 対象物件種目 ]
売中古マンション、売中古一戸建て ※各種目リゾート物件は除く

[ 物件の条件 ]
「住宅診断」「瑕疵保険」「修繕履歴」等の情報を提供している物件

[ その他 ]
特集で公開している物件への理解を深めていただくため、動画にて「ホームインスペクション」(注 1)、「瑕疵担保責任保険」(注 2)、「住宅履歴」(注 3)について動画で解説。

(注 1) 住宅診断士等が第三者的な立場から建物の欠陥の有無などを診断し、依頼者にそれらの情報提供や不具合解消のためのアドバイスをするもの(一次診断の場合 5~6 万円、詳細診断では 10 万円以上になる場合もある)
(注 2) 住宅の検査(事前インスペクション)と保証がセットになっており、住宅の基本的な性能について検査に合格することが加入の条件(費用はセットで 5~10 万円程度が一般的)
(注 3) いつ、誰がどのように新築や修繕・リフォームを行ったかを記録した住まいの履歴書

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■ アンケートの概要

◇買い希望ユーザー・売り希望ユーザー

[ 対 象 者 ] 中古住宅の購入または売却を考えている一般消費者
[ 実施期間 ] 2012 年 12 月 20 日(木)~2013 年 2 月 20 日(水)
[ 調査方法 ] 不動産総合情報サイト「アットホーム」の上記特集からアンケートページにリンク
[ 回 答 数 ] ・買い希望ユーザー : 181 名 ・売り希望ユーザー : 115 名

◇不動産会社

[ 対 象 者 ] アットホーム全国不動産情報ネットワークに加盟する不動産会社のうち、中古住宅の仲介を行っている会社の経営者および従業者
[ 実施期間 ] 2013 年 1 月 17 日(木)~1 月 24 日(木)
[ 調査方法 ] アンケート調査票をメール送信
[ 回 答 数 ] 890 社

■ 主な調査結果

・「ホームインスペクション」「瑕疵担保責任保険」「住宅履歴」の 3 カテゴリについて、買い希望ユーザー・売り希望ユーザーともに、「特集を見て知った」という回答が 8 割超える。

買い希望ユーザーが“中古住宅の購入を検討する際に不安に思うこと”のトップ 3 は、「見えない所にひび割れや腐食がないか」「給排水に問題はないか」「新耐震基準をクリアしているか」。

3 カテゴリについて、買い希望ユーザーは
“不安を解消し購入を決断するために、すべてが必要”。

売り希望ユーザーは
“売却にあたって有効。資産価値が上がればなお良い”。

不動産会社は
“取引を行う上で必要”“すべて流通活性化につながる”としながらも
“認知度向上など環境の整備が重要”と。

物件を売却する際、建物の瑕疵(不具合)や劣化等の情報を物件広告に掲載することについては、売り希望ユーザーの過半数が、「すべての物件に同様の情報が掲載されるなら掲載する」と回答。

中古住宅の取引を行う上で「ホームインスペクション」を「必要」と回答した不動産会社は 7 割超、
中でも“売主費用負担で”が最も多く過半数を占める。「瑕疵担保責任保険」も同様の結果に。
また「必要」という回答が最も多かったのは「住宅履歴」(77.4%)で、「絶対に必要」も 2 割に迫った。