12月21日(火)、｢電子図面｣(iPadアプリ)の稼動を開始

e-Book 機能を駆使した B2B 向け新サービス

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社（本社：東京都大田区、代表取締役：松村文衞）では、12 月 21 日（火）、「電子図面」（iPadアプリ）の稼動を開始いたします。
「電子図面」は、当社の不動産会社向けサービスの一つである「図面配布サービス」(ファクトシート・リスティング・サービス)をiPad でご利用いただけるようにしたもので、不動産会社を対象とした“プロ”用の図面について、iPad の e-Book 機能を駆使し、これまでのアナログ感覚の良さを取り入れつつ効率的・効果的に利用できるサービスです。
本サービスは今年 6 月、本稼動に先立ち加盟店にプロトタイプを公開、以来 6 か月間にわたり、不動産のプロの皆さまからご意見・ご要望をいただきサービスに反映、このたびの稼動開始となったものです。概要は以下のとおりです。

■「電子図面」の機能および特長

図面取得機能

① 日々更新された図面情報が取得可能
② 最大 12 営業日分の図面情報の取得が可能
③ 物件一覧を種目別に表示、またソート機能を搭載
④ 加盟店が馴れ親しんだ「図面」（ファクトシート）を表示
⑤ 地図を表示。現在地から物件までのルート表示も可能
⑥ “ストリートビュー”の利用も可能

整理棚機能

①自社で取り扱う図面情報を iPad 内にファイリング可能
② 非通信環境でも利用可能（外出先での利用など）
③ エリア別、顧客別、種目別など、自社の業務スタイルに合わせて利用が可能
④ 商号の表示／非表示の選択が可能
⑤ メール送信機能を利用し図面の送付が可能
⑥ 保管した情報が成約した場合は灰色で表示するため、常に最新情報の紹介が可能

※「電子図面」をご利用になれるのは「図面配布サービス」利用加盟店です。また利用にあたってはID、パスワードが必要です。

※iPad は Apple Inc.の商標です。

■「図面配布サービス」が「電子図面」でどのように進化するのか

物件情報の入手

「図面配布サービス」
3 日に 1 度、当社営業マンが物件図面（ファクトシート）をお届けする。

「電子図面」
日々更新された物件図面情報が取得できる。（最大 12 営業日分の取得が可能）

相場・他社動向の把握

「図面配布サービス」
届いた図面情報の束をパラパラとめくり、相場や、近隣他社がどのような物件を扱っているかを知る。

「電子図面」
取得した図面情報を軽いフリック（指で画面をスライドさせる）で連続して閲覧し、相場や他社動向を知る。

自社で取り扱う物件の選択

「図面配布サービス」
顧客ニーズ等をもとに自社で取り扱う物件を選択・仕分けし、ファイル等を行う。

「電子図面」
目的別に「整理棚」（管理フォルダ）に入れる。（種目別物件一覧、ソート機能搭載）

見込み顧客の現地案内

「図面配布サービス」
顧客のニーズにあった物件の図面情報（紙）を持ち現地に案内する。（場合により別途詳細地図を持参）

「電子図面」
“ストリートビュー”(※)で現地の周辺環境を確認。図面情報、物件の周辺地図および現地までのルートを適宜iPad に表示し現地に案内。現地では物件周辺にある他の物件の検索やルート案内が可能なので、臨機応変に対応できる。(※ストリートビューは Google Maps の機能の一つです)

なお、今回サービスを開始する「電子図面」（iPadアプリ）は、現在の図面配布サービス（ファクトシート・リスティング・サービス）に替わるものではなく、現在の図面配布サービスに新たな価値を付加するものと考えております。理由は以下のとおりです。

① 図面配布サービスは、新聞のような一覧性がある（何枚もの図面を同時に比較することができる）
② 紙の図面は掲示や手渡しなどが容易で、取り扱いやすさに優れる
③ 図面配布サービスは、営業マンが定期的に、直に届けるので、リアルな情報提供の接点として役立ち、また市場動向等を把握することができる
④ 不動産のプロも一般消費者も、多くのユーザーが「紙」のメリットを認識している等々

図面情報の利用方法は、会社の規模、組織、業務の進め方などによりさまざまです。当社では、加盟店の皆さまに、「図面配布サービス」と「電子図面」を時と場合により使い分けていただくことで、より多くの物件を成約に結びつけるお手伝いができればと考えています。

■既存の B2B サービス「ATBB」と、iPad の新 B2B アプリの違い

「ATBB」(※)は「Pull 型」、iPad の新アプリは「Push 型」

既存のサービス「ATBB」は目的物件検索であるのに対し、iPad の新アプリは市場動向把握＋目的物件確保。Push 型情報の提供により、どのような物件が、どのような不動産会社から、どのような価格で“今”市場に出されているかを、感覚的に把握できる。→Pull 型では対応できない「まさにプロとして必要な生きた情報」をカバー。しかも物件の提供元のオリジナルデザインにより“物件の個性”を感覚的に捉えることができ、そのまま案内図面としてエンドユーザーに提示できる。

（※）「ATBB」について
アットホームでは現在、不動産のプロの皆さま向けに「ATBB」（不動産業務総合支援サイト）を運営しています。ATBB では、物件の登録・管理、不動産会社間ならびにエンドユーザーへの公開、不動産会社間流通物件の検索などの機能を提供、利用店舗数は 3 万 1 千店を超えています。
また、「図面配布サービス」の利用店は約 4 万 8 千店で、ともに民間の不動産会社間情報サービスとして我が国最大のネットワークを構築しています。