2024年10~12月期 地場の不動産仲介業における景況感調査
賃貸の業況DIは全14エリア中8エリアで前期比上昇。外国人や住宅購入を見合わせたファミリー層が支え。売買は10エリアで前期比上昇も小幅な動き。物件価格高騰・金利上昇懸念により低価格物件への関心が高まる。2025年の家賃・価格の見通しは、『上昇』が前年調査より約10ポイント増加。戸建・マンション(売買)では4割超に。建築費の高騰などが影響。
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賃貸の業況DIは全14エリア中8エリアで前期比上昇。外国人や住宅購入を見合わせたファミリー層が支え。売買は10エリアで前期比上昇も小幅な動き。物件価格高騰・金利上昇懸念により低価格物件への関心が高まる。2025年の家賃・価格の見通しは、『上昇』が前年調査より約10ポイント増加。戸建・マンション(売買)では4割超に。建築費の高騰などが影響。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は4,221万円。前月比、前年同月比ともに6カ月連続で上昇。埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部の前年同月割れが続く。いずれも1年超に。東京都(23区/都下)、神奈川県他は2017年1月以降最高額を更新。東京23区の更新は6カ月連続となり、前年同月比は調査開始以来初の20%台に。
首都圏の新築戸建の平均価格は4,620万円で、前月比-0.2%と6カ月ぶりに下落。前年同月比は+2.4%と5カ月連続で上昇。さいたま市は16カ月連続で前年同月を下回る。東京23区は6カ月連続で2017年1月以降最高額に。
マンションの平均募集家賃は、神奈川県・埼玉県・千葉県・札幌市・大阪市・福岡市の6エリアが全面積帯で前年同月を上回る。マンションは、カップル向きが神戸市・広島市を除く11エリアで前年同月を上回る。中でも、首都圏5エリア(東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県)および札幌市・京都市・大阪市・福岡市の9エリアで2015年1月以降最高値を更新。東京23区の最高値更新は26カ月連続に。アパートは、ファミリー向きが仙台市を除く12エリアで前年同月を上回る。中でも、東京23区・東京都下・千葉県・札幌市・名古屋市・京都市・神戸市・福岡市の8エリアは2015年1月以降最高値を更新。
東京21エリアの小規模オフィス募集賃料(以下、賃料)は超小型、小型ともに小幅な上昇。5~25坪(以下、超小型)は、13,838円/坪 前期比+2.5%。25~50坪(以下、小型)は、15,823円/坪 前期比+3.6%。21エリア全体では小幅な動きが続くものの、エリア別では、超小型14エリア、小型7エリアで12年下期以降最高値を更新。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は4,200万円で、前月比は+1.8%、前年同月比は+8.2%といずれも5カ月連続で上昇。東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)は2017年1月以降最高額を更新。東京23区は初の6,000万円台に。
首都圏の新築戸建の平均価格は4,629万円で、前月比+0.7%と5カ月連続で上昇。前年同月比は+1.6%と4カ月連続で上昇。さいたま市は15カ月連続で前年同月を下回る。東京都(23区/都下)、神奈川県他の3エリアで2017年1月以降最高額を更新。
マンションの平均募集家賃は、東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県・札幌市・京都市・大阪市・福岡市の8エリアが全面積帯で前年同月を上回る。マンションは、カップル向きが神戸市・広島市を除く11エリアで前年同月を上回る。中でも、東京23区・神奈川県・千葉県・札幌市・京都市・大阪市・福岡市の7エリアで2015年1月以降最高値を更新。東京23区の最高値更新は25カ月連続に。アパートは、ファミリー向きが仙台市を除く12エリアで前年同月を上回る。中でも、東京23区・東京都下・神奈川県・千葉県・札幌市・京都市・大阪市・神戸市・福岡市の9エリアは2015年1月以降最高値を更新。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は4,124万円。前月比、前年同月比ともに4カ月連続で上昇。さいたま市、埼玉県他、千葉県西部は10カ月以上連続して前年同月を下回る。東京23区、横浜市・川崎市は2017年1月以降最高額を更新。東京23区の前月比上昇率は+3.3%と4カ月連続で2%超、前年同月比は調査開始以来最高の+17.6%。
首都圏の新築戸建の平均価格は4,595万円で、前月比+0.3%と4カ月連続で上昇。前年同月比は+1.0%と3カ月連続で上昇。さいたま市は14カ月連続で前年同月を下回る。東京23区は4カ月連続で2017年1月以降最高額に。