調査データ市場動向

2020年11月 首都圏における「中古マンション」の価格動向

◆ 首都圏の中古マンション 1 戸あたり平均価格は 3,177 万円で、前月比+1.0%。
◆ 東京 23 区は前月比+1.3%、2 カ月連続で 2017 年 1 月以降の最高額を更新。
◆ 千葉県他は前月比+4.3%と大幅に上昇し、過去最高額を更新。

<調査概要>

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森康史)の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された中古マンションの価格動向について、アットホームラボ株式会社(東京都千代田区 代表取締役:庄司利浩)に調査・分析を委託し、アットホームが公表するものです。

◆対象エリア

東京都(23 区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市

◆対象データ

不動産情報サイト アットホームで消費者向けに登録・公開された中古マンション(重複物件はユニーク化)

◆定義

・本調査では、上記対象データの「登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記しています。
・コメントでは、30 ㎡以下を「シングル向き」、30 ㎡~50 ㎡以下を「カップル向き」、50 ㎡~70 ㎡以下を「ファミリー向き」、70 ㎡超を「大型ファミリー向き」としています。

< 中古マンション 首都圏 8 エリアにおける価格・㎡単価・専有面積 >“>
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首都圏 8 エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)

首都圏の 1 戸あたり平均価格は、東京 23 区、神奈川県他、埼玉県他、千葉県西部、千葉県他で前年を上回った。最も前年同月比が高かったのは東京 23 区で+4.4%となった(図表 1)。
平均価格指数を見てみると、東京都下の前年同月比は-4.5 と全 8 エリア中最も低下幅が大きく、直近1 年の推移も低下傾向となっている。一方、+4.8 と最も上昇幅が大きかった東京 23 区では、直近 1 年の推移は上昇傾向となっており、同じ東京でも対照的な動きとなっている(図表 2)。

<図表 1> 首都圏 8 エリアの平均価格(前年同月比)
<図表 2> 首都圏 8 エリア 平均価格指数の推移(2017 年 1 月=100)