2023年8月 首都圏における「新築戸建」の価格動向
首都圏の新築戸建の平均価格は4,571万円で、前月比-0.2%と下落。東京23区の下落は4カ月連続。全8エリアで前年同月を上回るも、上昇幅は東京都(23区/都下)や神奈川県他で縮小が続く。2017年1月以降最高額更新エリアは6カ月ぶりゼロに。価格上昇の勢いが弱まる。
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首都圏の新築戸建の平均価格は4,571万円で、前月比-0.2%と下落。東京23区の下落は4カ月連続。全8エリアで前年同月を上回るも、上昇幅は東京都(23区/都下)や神奈川県他で縮小が続く。2017年1月以降最高額更新エリアは6カ月ぶりゼロに。価格上昇の勢いが弱まる。
マンションの平均募集家賃は、東京23区・東京都下・埼玉県・名古屋市・大阪市・福岡市の6エリアが前月に続き全面積帯で前年同月を上回る。マンションは、ファミリー向きが8カ月連続して全10エリアで前年同月を上回る。中でも、東京23区・埼玉県・名古屋市・大阪市・福岡市の5エリアは2015 年1月以降最高値を更新。アパートは、ファミリー向きが2カ月連続して全エリアで前年同月を上回る。なお、カップル向きは東京都下・埼玉県・千葉県・仙台市・福岡市の5エリアで、ファミリー向きは東京23区・神奈川県・名古屋市の3エリアで2015年1月以降最高値を更新。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,886万円で、前月比-0.3%と3カ月連続で下落。前年同月比は25カ月連続して全8エリアで上回る。さいたま市は前月比+1.6%と上昇し、2017年1月以降最高額を更新。
首都圏の新築戸建の平均価格は4,581万円で、前月比+0.2%と3カ月ぶりに上昇。さいたま市の平均価格は36カ月ぶりに前年同月を下回る。また、全8エリアで前月比上昇は2エリアに留まるなど、価格上昇の勢いが弱まる。横浜市・川崎市は前月比+1.3%と上昇し、2017年1月以降最高額を更新。
マンションの平均募集家賃は、東京23区・東京都下・埼玉県・名古屋市・大阪市・福岡市の6エリアが全面積帯で前年同月を上回る。マンションは、カップル向きが8カ月連続、ファミリー向きが7カ月連続して全10エリアで前年同月を上回る。なお、ファミリー向きは東京都下・名古屋市・福岡市の3エリアで、大型ファミリー向きは東京23区・埼玉県・千葉県・名古屋市の4エリアで2015年1月以降最高値を更新。アパートもファミリー向きが全エリアで前年同月を上回る。中でも、東京23区・東京都下・神奈川県・仙台市・名古屋市・福岡市の6エリアは2015年1月以降最高値を更新。
賃貸仲介の業況は回復傾向を維持。業況DIは前期を下回るエリアが多いものの、インバウンドや法人の需要がけん引し、前年同期比は全14エリア中9エリアがプラス。売買仲介の業況DIは、首都圏・近畿圏ともに小幅な動きを継続。東京23区では投資、全体的には事業者間取引が業況を下支え。事業用賃貸の業況は、店舗・事務所とも改善。特に貸店舗は近畿圏で改善幅が大きい。
東京21エリアの小規模オフィス募集賃料は超小型・小型ともに横ばい。21エリア全体では前期比±1%未満の小幅な動きとなったが、エリア別で見ると、超小型は7エリア、小型は5エリアで12年下期以降最高値を更新した。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,898万円で、前月比-0.1%と2カ月連続で下落。前年同月比は24カ月連続して全8エリアで上回る。神奈川県他は前月比+0.7%と上昇し、2カ月連続で2017年1月以降最高額を更新。
首都圏の新築戸建の平均価格は4,571万円で、前月比-0.2%と2カ月連続で下落。前月比は東京都下、横浜市・川崎市を除く6エリアで下落し上昇の勢いが弱まるも、20カ月連続して全8エリアで前年同月を上回る。東京都下は前月比+0.4%と上昇し、2017年1月以降最高額を更新。
マンションの平均募集家賃は、東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県・名古屋市・大阪市・福岡市の8エリアが全面積帯で前年同月を上回る。マンションは、カップル向きが7カ月連続、ファミリー向きが6カ月連続して、全10エリアで前年同月を上回る。中でも、東京23区・仙台市・大阪市・福岡市の4エリアは両タイプともに2015年1月以降最高値を更新。アパートは、カップル向きが札幌市・名古屋市を除く8エリア、ファミリー向きが札幌市を除く9エリアで前年同月を上回る。東京都下・埼玉県の2エリアは両タイプともに2015年1月以降最高値を更新。