調査データ市場動向

2014 年 1 年間の首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、2 年連続上昇。
上昇率は、23 区の成約減で 3 分の 1 に低下。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2014 年 1 年間の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■神奈川県は 4 年ぶりに下落に転じる。

2014 年 1 年間の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり 3,284 万円で、前年比 0.6%上昇し、2 年連続のプラスとなりました。ただ上昇率は、価格水準の高い東京 23 区の成約減で 13 年の 3 分の 1 に低下。神奈川県では郊外エリアの成約が増え、4 年ぶりに下落に転じました。また、成約価格と登録価格の平均を比べますと(2 ページご参照)、23 区を除き成約価格の方が低く、ユーザーの低価格志向がうかがえます。

■中古マンションの 1 戸あたり成約価格は 3 年ぶりに上昇。

首都圏の中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,280 万円で、前年比 7.4%上昇し、3 年ぶりにプラスとなりました。全エリアでの上昇は 4 年ぶりのことです。また、アベノミクスの影響もあり都心の好立地の物件が人気化、東京 23 区では、3,000 万円以上の物件の割合が 4 割を超えています。

新築戸建・中古マンションの成約価格および前年比

※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしていますが、2014年より成約データにATBB(インターネット)の成約物件の一部を追加しました。これにより、本資料に掲載した13年の成約データは、14年2月に公表したデータとは異なっておりますのでご了承ください。
※2014年1年間の調査対象物件数:新築戸建=登録130,687件、成約22,801件、中古マンション=登録13,556件、成約8,280件