調査データ市場動向

2014 年 8月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比再び下落。
成約が大幅に増加した東京都下と千葉県の下落が要因。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2014 年 8 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■東京 23 区は 5,000 万円以上の物件の成約が堅調で同 2 か月連続上昇。

8月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1戸あたり 3,268万円で、前年同月比1.2%下落し、再びマイナスに。
これは、成約が大幅に増加した東京都下と千葉県の価格下落によるもので、都下は同 4 か月ぶりの下落となりました。一方、東京 23 区では、成約価格帯の二極化が見られたものの、引続き 5,000 万円以上の物件が堅調で同 2 か月連続の上昇、また神奈川県では、横浜・川崎エリアの成約が好調で再び上昇に転じました。

■中古マンション成約価格は前年同月比 8 か月連続のプラス。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,446 万円で、前年同月比 11.6%上昇し、8 か月連続のプラスとなりました。主因は、成約の 44.2%を占める東京 23 区、26.6%を占める神奈川県の大幅上昇で、23 区の平均価格は 08 年 9 月(3,048 万円)以来 5 年 11 か月ぶりに 3,000 万円を超えています。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしていますが、成約データにはATBB(インターネット)の成約物件の一部が含まれております。
※8月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録10,773件、成約1,760件、中古マンション=登録945件、成約609件