2020 年 4~6月期 期地場の不動産仲介業における景況感調査
首都圏・近畿圏における今期業況DIは、新型コロナウイルスの影響を受け賃貸仲介・売買仲介ともに前期より大幅悪化。 いずれも2014年1~3月期の調査開始以来最低値を記録。 一方、来期業況は回復見込み。
Market
首都圏・近畿圏における今期業況DIは、新型コロナウイルスの影響を受け賃貸仲介・売買仲介ともに前期より大幅悪化。 いずれも2014年1~3月期の調査開始以来最低値を記録。 一方、来期業況は回復見込み。
新築戸建の首都圏平均成約価格は3,489万円/戸、前年同月比は反転下落し1.7%のマイナス。東京23区の成約価格は、4カ月ぶりに5,000万円を超える。東京23区の中古マンションの成約価格は、前月比5.7%上昇し、過去2番目の高水準に。
マンションの平均募集家賃は、東京23区・神奈川県・埼玉県・名古屋市・福岡市が全面積帯で前年同月を上回る。シングル向きマンションの平均募集家賃は、全エリアで前年同月を上回る。名古屋市アパートの平均募集家賃は、全面積帯で前年同月比上昇率1位に。
新築戸建の首都圏平均成約価格は3,576万円/戸、前年同月比0.7%上昇し、3カ月ぶりにプラス。 東京23区の成約価格は、3カ月ぶり上昇も5,000万円には届かず。
首都圏のマンションの平均募集家賃は、東京23区・神奈川県・埼玉県が全面積帯で前年同月を上回り、神奈川県・埼玉県は前月比も上昇。 名古屋市・福岡市のマンションの平均募集家賃は、全面積帯で前年同月を上回る。
定期借家物件の平均募集家賃は、マンション・アパートともに前年度比上昇傾向。 募集物件に占める定期借家物件の割合は、マンションは大型ファミリー向きが、アパートはシングル向きが多い傾向。
新築戸建の首都圏平均成約価格は3,433万円/戸、前年同月比0.9%下落し、2カ月連続でマイナス。 東京23区の成約価格は、2カ月連続の5,000万円割れ。 首都圏の中古マンションの成約価格は、4年4カ月ぶりに2,400万円を下回る。
マンションの平均募集家賃は、全国的に大型ファミリー向きが前月比・前年同月比ともに上昇傾向。 一方、シングル・カップル向きは前月比下落。 アパートの平均募集家賃は、全面積帯で前年同月比上昇傾向となるも前月比は横ばい・低下傾向。
賃貸仲介の業況DIは、首都圏・近畿圏とも1年にわたりゆるやかな低下傾向が続く。前年同期比も大幅に低下。
新築戸建の首都圏平均成約価格は3,476万円/戸、前年同月比0.1%下落し、10カ月ぶりにマイナス。 東京23区の成約価格は、ほぼ横ばいで推移。 東京23区の中古マンションの1㎡あたり成約価格は、5カ月連続70万円を超える。