調査データトレンド調査

2007年賃貸住宅ユーザー・オーナー・不動産会社「3者アンケート」

● 「築 10 年」でも“古い”と感じる賃貸ユーザーが 26.8%、
不動産会社は 12.1%、オーナーは 8.3%。

● “無くて不便な設備”は「バス・トイレ別」「エアコン」等で、
不動産会社が広告で強調したい設備と重なる。
オーナーが空室対策で設置したい設備は「ピッキング対応キー」。

●保証人不要制度を“導入または検討中”の不動産会社は 8 割超。
“利用したい”シングルユーザーも 6 割超にのぼる。
一方、オーナーの 44.6%は“制度を知らない”と回答。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役:松村文衞)と株式会社オーナーズ・スタイル(本社:東京都中央区、代表取締役:福島 優)は、昨年 12 月、共同で賃貸住宅に関する3者アンケート〔ユーザー(居住者)・オーナー・不動産会社に同じテーマで意識調査〕を実施、このたび、その調査結果をまとめましたのでご案内いたします。概要は以下の通りです。

■調査概要

調査概要

■調査項目

1.「古い」と思う物件の築年数は?

2.「駅から遠い」と思う物件の徒歩分数は?

3.〔設備〕
①「無くて不便だ」と思う設備は?
②空室対策のため設置したいと思う設備は?
③広告を行う際、強調したい設備は?

4.〔入居者マナー〕
①生活する上で気をつけていることは?
②・③ 最近の入居者マナーで好ましくないと思うことは?

5.〔保証人不要制度〕①利用したいですか?②ご存知ですか?③導入したいですか?

1.「古い」と思う物件の築年数は?

最も多い回答は3者とも「築 20 年以上」。
ただし「築 10 年」でも古いと感じるユーザーが 26.8%もいるのに対し、
不動産会社は 12.1%、オーナーは僅か 8.3%。

古いと思う物件の築年数に関する調査

2.「駅から遠い」と思う徒歩分数は?

「徒歩 15 分以上」が3者の共通認識。「20 分以上」は、ユーザーより
不動産会社の方が多いという意外な結果に。物件を案内しづらいから?
シングルユーザーの最多回答は「10 分以上」と、家族形態でも違いが。

駅から遠いと思う徒歩分数の調査

3.設備は?

無くて不便な設備(ユーザー)、空室対策のため設置したいと思う設備(オーナー)、広告を行う際、強調したい設備(不動産会社)は?

無くて不便な設備のトップは、シングルが「エアコン」、カップルは「バス・トイレ別」、
ファミリーは「追焚きバス」。不動産会社が強調したい設備もユーザーニーズを反映。
オーナーの空室対策は「ピッキング対応キー」、「地上波デジタル」、「温水洗浄便座」。

設備に関する調査
設備に関する調査

4.気を付けていること、好ましくないと思うこと

生活する上で気をつけていること(ユーザー)、最近の入居者マナーで好ましくないと思うこと(オーナー・不動産会社)は?


ユーザーは「生活騒音」「ごみの出し方」「家賃滞納」に気を配っている。
オーナーは「ごみの出し方」のマナーを最も問題視。
不動産会社はファミリーの「共用スペースの使い方」にも問題ありと。

生活するうえでの調査
生活するうえでの調査

5.保証人不要制度について

「保証人不要制度」を利用したいですか(ユーザー)、ご存知ですか(オーナー)、導入したいですか(不動産会社)?

保証人不要制度を“導入”または“検討中”の不動産会社は 8 割超。
“利用したい” シングルユーザーも 6 割超にのぼる。
一方、オーナーの 44.6%は“制度を知らない”と回答。

保証人不要精度に関する調査