職種紹介 interview

データサイエンティスト

アットホームにおける
AI活用の可能性を、

自由度高く探求する。
服部 翔
アットホームラボ株式会社
アドバンストテクノロジー部
2021年中途入社

アットホームに入社を決めた理由

前職は、宇宙・防衛関連のSEでした。やりがいはあったのですが、SEという職業柄、業務がかなり広範囲。あれもこれもと手掛けるうちに、自分のスキル向上に結びつく経験が減ってきたように感じていました。そこで思い出したのが、大学院で研究していたAIです。AIを活用したものづくりに特化して、新しいキャリアを踏み出すことができないか——その念願が叶ったのがアットホームです。不動産情報に携わってきた歴史の長さから、面白いデータが蓄積されているのではないかと考えました。また、最終面接で垣間見えた社員同士の雰囲気が、温かくて魅力的だったのも大きいですね。

アットホームは、どのようにAIを
活用しているのですか?

例えば、「物件画像キャプション自動生成機能」。物件の画像を登録するとAIが内容を解析し、分類とキャプションの自動生成を行ってくれるというものです。手すりのあるお風呂なら「お風呂場での事故を防止。手すり設置済み」。カウンターキッチンなら「会話をしながら楽しく料理ができるカウンターキッチン」——といったように、ユーザーに魅力を伝えるキャプションの候補が提示されます。この機能は、アットホームが不動産会社さま向けに提供している不動産情報流通プラットフォーム「ATBB(不動産業務総合支援サイト)」内で提供。不動産会社さまの業務効率化に貢献しています。このように、「ATBB」をはじめとする自社のサービスを進化させていくのがAI活用の大きな方向性。国際学会での発表や、特許申請といった成果も期待されています。

AI開発における、
アットホームらしい魅力は何ですか?

自由度がとても高いですね。AI開発といっても、私が取組んでいるのはサーベイ(市況調査)や試作など、ほぼ研究に近い業務です。それゆえに、成果が出るまでに時間が掛かったり、そもそもアットホームのサービスに組み込めなかったりするケースもある。それを会社側が理解したうえで、制限やデッドラインを設けることなく、業務に打ち込める環境を整えてくれている。在宅勤務が中心になっていることやミーティングも効率良く行っているため、開発には非常に集中しやすい環境です。

自社サービスの開発で
あることのメリットは?

お客さまから生の声を聞けることではないでしょうか。使用感や機能への要望がそのまま寄せられるので、リアルで共有のスピードも速い。どのようなアプローチでAIを開発すれば支持を得やすいのか、その感覚がつかめてきたように感じています。また、独自のデータが多いのも心強いですね。私は画像生成AIを中心に開発していますが、例えばアットホームには、膨大な物件画像が蓄積されています。AIの精度を高め、開発スピードを上げるうえで、これは非常に貴重な財産です。

どんなときにやりがいを感じますか?

やはり、手掛けたAIがサービスとして活用されることが一番うれしいですね。ネットで文献を読み込んだり、面白そうなAIを発掘したり、サーベイから一歩ずつ進めているだけに「1からつくりあげた」という意識が強い。そのAIがサービスの進化や業務効率化に貢献しているのを見ると、巣立っていくところを目のあたりにしたようで感慨深いです。また、他社とのコミュニケーションの中で私が開発しているAIが話題に上がり、それがきっかけで協働につながるというケースもやりがいを感じます。

Career Vision

私が所属するアットホームラボは、AI開発とデータ分析を専門とする会社で、2019年に設立された新しい会社です。AIがアットホームの事業にどう貢献していくか、大きな可能性を秘めており、いずれはAIを活用する部署が増え、私はそこをリードできる存在になれたらと考えています。バリバリ研究することはもちろん、対外的にアットホームのAIをアピールしたり、AI人材を育てたりといったかかわり方にも挑戦してみたいですね。

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